2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設計画見直しについて、東京都の舛添要一知事(66)は21日の定例会見で、新たな整備計画を議論する政府組織に都職員を送り込む考えを示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150721-00000087-sph-soci

前日、自身のブログで過去の経緯を「大失策」と切り捨てて「文部科学省は無能力・無責任で、失敗の最大の原因」と批判した上、政府主導の新組織を再構築し ていくことを提言していた舛添氏。一夜明けて、菅義偉官房長官が関係閣僚らによる政府組織を立ち上げることを明言したことを受け、舛添氏は「ある意味で私 の提言を聞いて下さったということ」と述べた。既に政府からは連絡が入り、遠藤利明五輪相を座長に、菅官房長官と下村文科相が副座長とする組織になること を伝えられたという。

 今後の整備計画を中枢を担う新組織への関わりについて「東京都のど真ん中で東京都の土地が使われる。都にも巨大プロジェクトを手掛けたり、アイデアのあ る技術者もいるし、はるかにこちらの方が能力がある。だからエース級を2人ぐらい出そうと。そして技術、お金の問題を議論していく」と述べ、都職員を派遣 する希望を持っていることを明かした。

 22日には遠藤五輪相と会談し、今後について議論する席を持つ。

「安かろう悪かろうはだめ」=新国立の整備計画再検討で-舛添都知事

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015072100890


2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の整備計画を再検討する関係閣僚会議の発足に関連し、東京都の舛添要一知事は21日の 会見で、新たな整備計画について「安かろう悪かろうではだめ。金(額)ありきでは本末転倒になる」と指摘した。周辺環境との調和や選手、観客本位の設計が 必要との認識を示した。
 政府は都に新競技場建設費の一部負担を求めていたが、巨額の建設費に国民の批判が高まったことを受けて当初の整備計画を 白紙撤回する方針を決めた。知事は、閣僚会議の下に設けられる作業チームに都の幹部も加わることを明らかにした上で「今までは、造るのは政府で、君ら (都)は黙って後から金を出せということだった。都が入れば、情報が共有できる」と述べ、新たな検討組織の発足を評価した。
 知事はこれまで自身 のブログなどで、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)を所管する文部科学省について「無能力・無責任で、これが失敗の最大の原因」と酷評。安倍 晋三首相が整備計画の白紙撤回を表明した後も、「主張の整合性よりも内閣支持率が優先か?」などと批判を繰り返していた。