佐野研二郎氏がデザインした五輪エンブレム入りのグッズが白紙撤回後、一転して人気だ。東京都にはポスターや紙袋を「ほしい」との問い合わせが相次 ぐ。発表からわずか1カ月余りの撤回で作成済みのグッズは少なく、「幻のエンブレム」として収集家らの“垂涎(すいぜん)の的”となっているようだ。

 「紙袋がほしい」「ポスターを売ってくれ」。白紙撤回が決まった翌日の2日以降、都庁には電話やメールが相次ぐ。その数はわずか3日間で40件以上。ほしい理由は「希少価値が出そうだから」「記念になると思って」「デザインが好きだから」など。

 職員は「一般に販売・配布はしていない」と説明。舛添知事が4日の定例会見で「紙袋も使わない」と表明して以降は、紙袋などは都庁内の倉庫に“封印”し、外部への持ち出しを禁止するなど管理を厳重にした。


 エンブレム関連グッズは大会組織委とライセンス契約を結んだ業者がタオルやボールペン、ピンバッジなどの公式グッズをつくり今秋に市販予定だったが、早期撤回で商品化されたものはこれまで1点もない。

 都職員は「著作権の問題もあり、ネットオークションなどに出されると困る」と困惑。ポスターやのぼり旗の一部はPR用として市区町村などに配布しているが回収予定はないといい、「それぞれの自治体で適切な処理を」と呼びかけている。

http://www.sankei.com/affairs/news/150904/afr1509040034-n1.html