http://mainichi.jp/articles/20151212/ddl/k08/010/105000c

 那珂市が成立を目指している「常設型」の住民投票条例案について、同市議会は11日の本会議で、賛成10、反対11の賛成少数で否決した。委員会は大差 で否決していたが、本会議では1票差だった。海野徹市長は取材に「非常に残念だが、努力してみる価値がある」と述べ、次回以降の定例会で条例案を再提案す る方針を示した。

 条例案は、住民が有権者の5分の1以上の署名を市長に提出すれば、市議会を経ずに自動的に投票が実施される内容。市長と市議会にも住民投票の発議権を設けていた。

 これに対し市議会では「議会軽視」との見方が根強く、2日に開かれた市議会総務生活常任委員会は条例案について賛成1、反対6で否決していた。本会議で 僅差になったことに、条例案に賛成した中崎政長市議(66)は「市民参加型の政治が求められており、市議の理解が広がっていると感じる」と語る。

 同市では来年2月に市議選が予定されており、海野市長は選挙結果が出てから再提案の時期を検討する構え。内容の修正は行わない予定という。海野市長は「もう一度提案をして、否決されればあきらめざるをえない」と話した。